バレーヒルBKDC-811Hのインプレ

近年のバスフィッシングでは、遠投性能と操作性を高次元で両立させたロングロッドへの注目が高まっています。特に高比重ワームを用いたノーシンカーや、沖のストラクチャーを攻略する釣りでは、ロッドの性能が釣果を大きく左右します。そうしたニーズに応えるために開発されたのが、バレーヒル BKDC-811Hです。琵琶湖をはじめとしたビッグレイクの実釣から生まれたこのモデルは、現代のフィールドに最適化された一本に仕上がっています。

バレーヒル BKDC-811Hの特徴

バレーヒル BKDC-811Hは、高比重ワームを使用したノーシンカーリグに対応するロングベイトロッドとして設計されています。8フィート11インチというレングスを活かし、遠投時でも十分なフッキングストロークを確保できるため、沖で掛けたバスに対してもしっかりとパワーを伝えることが可能です。テーパーはやや張りを持たせたレギュラーファストに設定されており、キャスト時にはルアーウエイトがスムーズにブランクスへ乗り、安定したロングキャストを実現します。

ブランクスには、軽量化と強度を高い次元で両立させたSLRブランクスを採用しています。カーボンに含まれる樹脂量をセクションごとに最適化することで、従来モデルから大幅な軽量化を達成しつつ、張りとパワーはそのまま維持しています。これにより、長時間の釣りでも疲れにくく、集中力を保ったままアタリに向き合うことができます。

また、ロッドバランスはニュートラルに仕上げられており、ロッド角度を変えながら行う誘いや、ラインテンションを意識した待ちの釣りにも違和感なく対応します。ガイドには富士工業製チタンフレームSiCガイドを採用し、さらなる軽さと湖底感度の向上を実現しています。デザイン面では、落ち着いたモノトーンを基調とした玄景スタイルを踏襲し、機能性と所有感を兼ね備えた一本となっています。BKDC-811Hは、現代のノーシンカーゲームを本気で楽しみたいアングラーにとって、確かな武器となるロッドです。

バレーヒルBKDC-811Hのインプレ

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