バレーヒルのBKDC-101XXのインプレ

琵琶湖のおかっぱりロングキャストゲームにおいて、ヘビキャロという釣りは年々その完成度と要求水準を高めています。遠投性能だけでなく、操作性や感度、そして掛けてからの安定感までが求められる中で誕生したのが、バレーヒル BKDC-101XX ZERO-ONEです。超ロングレングスでありながら実釣性能を徹底的に磨き上げ、エキスパートアングラーの期待に応える一本として開発されました。

バレーヒル BKDC-101XX ZERO-ONEの特徴

BKDC-101XX ZERO-ONEは、10ftクラスという圧倒的なレングスを活かしたロングキャスト性能を最大の武器としながら、単に飛ばせるだけでは終わらない完成度を追求しています。ロッド全体は軽量化を最優先に設計されつつも、あえて絶妙な先重り感を残した攻めのロッドバランスを採用しています。これにより、遠投先でアタリが出た際にも違和感なくティップが自然に入り込み、ヘビキャロ特有の繊細なバイトを確実に捉えることが可能です。

ブランクスには、新たに再構築されたSLRブランクスを採用しています。カーボンに含まれる樹脂量をセクションごとに徹底的に見直すことで、軽さと強さを高次元で両立しました。強靭な張りを持ちながらも、粘りとしなやかさを併せ持つため、遠投時には反発力を活かしてルアーを押し出し、魚を掛けてからは急激な反発を抑えることでバラシを軽減します。実際に最終プロト段階では、50オーバーの実績を複数本叩き出しており、その信頼性は実釣によって証明されています。

ガイドには富士工業製チタンフレームSiCガイドを採用し、軽量化と感度向上をさらに推し進めています。湖底の変化や遠距離でのわずかな違和感も手元に明確に伝わり、長時間の釣りでも集中力を維持しやすい設計です。デザイン面では、シリーズ共通の玄景を基調としたモノトーンスタイルを踏襲しつつ、アクションに最適化されたグリップ形状を採用することで、機能性と存在感を両立しています。

BKDC-101XX ZERO-ONEは、琵琶湖というフィールドで本気でヘビキャロに向き合うアングラーのために磨き上げられた、まさに究極と呼ぶにふさわしい専用ロッドです。遠くの一匹に挑み続ける攻めのスタイルを、確かな性能で支えてくれる一本となっています。

BKDC-101XXのインプレ

バレーヒルのBKDC-101XXのインプレがあるのか確認しました。