琵琶湖のカネカ裏のバス釣りポイント

琵琶湖・西岸エリア(大津市)において、冬のオカッパリで最もアツい場所といえば、間違いなく「カネカ裏」でしょう。

カネカ滋賀工場の裏手に広がるこの護岸エリア(正式には比叡辻臨水公園)は、岸からすぐに水深が落ち込む「急深ブレイク」と、工場からの放水(温排水など)の影響で、真冬でもロクマルクラスが釣れる超メジャーポイントです。

今回は、カネカ裏の攻略法について、狙うべき「ブレイクライン」の位置、温排水の知識、そして絶対に注意が必要な「駐車場の閉門時間」について徹底解説します。

カネカ裏(比叡辻)バス釣りの特徴

カネカ裏は、全長約1kmにわたって整備された護岸が続く、非常に釣りがしやすいフィールドです。

  • 圧倒的な水深: 西岸特有の地形で、岸から少し投げただけで水深4m〜5m以上のディープエリアに届きます。
  • 温排水の恩恵: 工場からの排水口があり、周囲より水温が高い場所が存在します(※稼働状況によります)。これが冬のバスを引き寄せます。
  • 足場の良さ: 柵(フェンス)が設置されている場所も多く、安全に釣りができます。

カネカ裏のバス釣り釣果情報

カネカ裏のバス釣り釣果情報を紹介します。

【地図あり】カネカ裏周辺のバス釣りポイント解説

ポイントは大きく分けて「北側のワンド」と「南側のストレート護岸」です。

▼カネカ裏(比叡辻臨水公園)周辺の地図

※拠点となる「比叡辻臨水公園」の駐車場を表示しています。ここから護岸沿いに歩いて釣りをします。

1. 排水口周辺(温排水エリア)

エリア内に数箇所ある排水口周りは、冬の一級ポイントです。

  • 特徴: 水流が発生しており、ベイトフィッシュが集まります。水温が安定しているため、バスの活性も高めです。
  • 狙い方: 排水の流れに乗せてシャッドを巻いたり、流れのヨレをダウンショットリグで探ります。人が多いため、プレッシャーは非常に高いです。

2. 沖のブレイクライン(ディープ攻略)

カネカ裏の真骨頂は、特定のもの(ストラクチャー)ではなく「地形」を釣ることです。

  • 特徴: 岸から数メートル〜数十メートル先でガクンと深くなっています。
  • 狙い方: ヘビキャロメタルバイブレーションの遠投が最強です。沖の深場まで飛ばし、ブレイクの壁にルアーを当てたり、リフト&フォールでリアクションバイトを誘います。

3. コーナー(角)部分

護岸が折れ曲がるコーナー部分は、水流の変化が起きる場所です。

  • 狙い方: 回遊バスが立ち寄る場所なので、粘る価値があります。バイブレーションなどで広範囲に探りを入れてみましょう。

駐車場はここ!「時間制限」に絶対注意

カネカ裏で釣りをする際は、必ず隣接する公園の無料駐車場を利用します。

比叡辻臨水公園 駐車場

  • 場所: 地図で表示している場所です。
  • 料金: 無料
  • トイレ: あり
⛔ 閉門時間に注意してください!
この駐車場は24時間開放ではありません。夜間は施錠され、車が出せなくなります。
【利用時間の目安】8:40 〜 17:00頃
※季節(夏季・冬季)によって時間が変わる場合があります。到着したら必ず入り口の看板で「閉門時間」を確認し、余裕を持って片付け・出庫をしてください。夕マズメを粘りすぎると閉じ込められます!

季節別:カネカ裏の攻略パターン

【冬】メタルバイブの聖地
カネカ裏といえば冬。琵琶湖中からアングラーが集結します。沖のディープに向かってメタルバイブ(鉄板)を投げ続け、リフト&フォールで「リアクション(反射食い)」を狙うのが鉄板パターンです。根掛かりも多いのでルアーは多めに用意しましょう。
【春】ブレイクを上がるデカバス
春になると、深場で越冬していたデカバスが産卵のために浅場(シャロー)へ上がってきます。まさにその通り道となる「ブレイク(坂道)」を、スイムジグやクランクベイトで通すと、強烈なバイトがあります。

カネカ裏のバス釣りポイントのまとめ

カネカ裏(比叡辻)は、アクセスが良く、トイレもあり、何より「冬でも釣れる」という貴重なフィールドです。

その分、人気が高く混雑しやすい場所でもあります。先行者との距離を保ち、駐車場の閉門時間だけは厳守して、冬の価値ある一匹を狙ってみてください。