琵琶湖・南湖の東岸エリア(草津市)に位置し、安定した水量と魚影の濃さを誇る「葉山川(はやまがわ)」。
「北山田」や「志那(しな)」エリアに挟まれたこのポイントは、特に河口周辺の地形変化が激しく、フィーディング(食事)に上がってくるデカバスを狙い撃ちできる名スポットです。
今回は、葉山川でのバス釣り攻略法を、メインとなる「河口」の特徴、拠点となる「駐車場」の位置、そして釣果を伸ばすためのルアーセレクトまで徹底解説します。
葉山川バス釣りの特徴
葉山川は、南湖東岸の中では比較的小規模な河川ですが、そのポテンシャルは計り知れません。
- 強いカレントとサンドバー: 河口付近には川の流れによって作られた砂の堆積(サンドバー)と、流れによる掘れ込み(ミオ筋)が複雑に絡み合っています。
- 豊富なウィード: 河口の沖には良質なウィードエリアが広がっており、バスの隠れ家となっています。
- ベイトフィッシュの接岸: 小鮎やハスなどのベイトが河口に入りやすく、それを追ってバスもシャロー(浅場)まで差してきます。
葉山川の釣果情報
葉山川の釣果情報を紹介します。
葉山川でバス釣り〜
57やったー
重たい笑笑 pic.twitter.com/qPXuFYjwp0— TAISEI (@tisei0) June 10, 2018
【地図あり】葉山川周辺のバス釣りポイント解説
葉山川攻略の中心は、やはり「河口」です。北側と南側で少し攻め方が変わります。
▼葉山川河口周辺の地図
※地図の中心が葉山川の河口です。南北に「湖岸緑地(志那エリア)」の駐車場があります。
1. 葉山川 河口(ミオ筋狙い)
川の水が琵琶湖本湖に流れ込む最重要ポイントです。
- 特徴: 川の中心部は流れが強く、底が深く掘れています。逆に両サイドは浅い砂地になっています。
- 狙い方: 浅い場所(馬の背)に立って、深くなっているミオ筋(船の通り道)に向かってキャストするのが基本です。ブレイク(坂道)にルアーを当てたり、流れのヨレを通したりすることでバイトを誘います。
- おすすめルアー: ミノー、シャッド、バイブレーションなど、流れに強いハードルアーが実績大です。
2. 河口周辺のウィードエリア(ヘビキャロ)
河口から少し離れた護岸沿いや、沖のエリアです。
- 特徴: 岸から届く範囲にウィードラインが形成されます。
- 狙い方: 南湖東岸の代名詞、ヘビキャロでの遠投が有効です。特に日中、バスが岸から離れたタイミングでは、沖のウィードの中に潜んでいる個体を狙い撃ちしましょう。
⚠️ 釣り船・ボートに注意
葉山川の河口はボートの往来が非常に激しい場所でもあります。ミオ筋(深場)は船の通り道ですので、キャストする際はボートが来ていないか必ず確認し、トラブルにならないようにしましょう。
葉山川の河口はボートの往来が非常に激しい場所でもあります。ミオ筋(深場)は船の通り道ですので、キャストする際はボートが来ていないか必ず確認し、トラブルにならないようにしましょう。
駐車場はどこ?「志那(しな)」エリアを利用
葉山川には専用の駐車場はありませんが、隣接する「湖岸緑地」の無料駐車場を利用できます。
湖岸緑地 志那1(南側)
葉山川のすぐ南側にある駐車場です。
- アクセス: 葉山川の河口(南岸)まで歩いてすぐのエントリーしやすい場所です。
- 特徴: トイレも完備されており、ここを拠点に河口南側や、その南の志那漁港方面へランガンするのがおすすめです。
湖岸緑地 志那2(北側)
葉山川の北側にある駐車場です。
- アクセス: こちらも河口(北岸)へのアクセスが良いです。北側の護岸沿いを攻めたい場合はこちらが便利です。
季節別:葉山川の攻略パターン
- 【春】スポーニング(産卵)の通り道
- 春、沖から産卵のためにシャローへ上がってくるバスが、葉山川の河口周辺にコンタクトします。三寒四温で暖かい日が続いたタイミングなら、河口周辺の浅瀬でビッグママ(大型のメス)が狙えます。
- 【夏〜秋】流れ込みパターン
- 水通しが良い葉山川は、夏場でも水温が上がりにくくバスの避難場所になります。朝夕はトップウォーターで、日中は流れの中で涼んでいるバスをノーシンカーリグのドリフトで狙うのが鉄板です。
葉山川のバス釣りポイントのまとめ
葉山川は、ただ漫然と投げるのではなく、「どこが深くなっているか」「どこに流れのヨレができているか」という地形変化を意識することで、釣果が劇的に変わるフィールドです。
志那(湖岸緑地)の駐車場からすぐにアクセスでき、ウェーディングでもオカッパリでも楽しめる名ポイント。ぜひ次の釣行で、葉山川のクオリティフィッシュを手にしてください!
