琵琶湖・南湖の東岸エリアで、赤野井と琵琶湖大橋の間に広がるのが「木浜(このはま)」エリアです。
このエリアの最大の特徴は、本湖と繋がった「1号水路」から「5号水路」と呼ばれる5つの内湖(水路)が存在すること。それぞれ水深や特徴が異なり、季節に合わせてポイントを変えることで一年中おかっぱりでデカバスが狙えます。
今回は、複雑な木浜エリアの攻略法を、検索されることが多い「3号水路」や「5号水路」の場所・特徴、そして絶対に間違えてはいけない「駐車場」の位置とセットで徹底解説します。
木浜バス釣りの特徴:水路番号を覚えよう
木浜は北から順に1号〜5号と番号で呼ばれています。まずは全体像を把握しましょう。
- 北エリア(1号・2号): 赤野井に近く、水深が浅め。ウィードや植物が豊富。
- 中央エリア(3号・4号): 水深が深く、冬の定番スポットとして超人気。
- 南エリア(5号): 琵琶湖大橋に近く、本湖の水通しが良いエリア。
【地図あり】木浜の水路別ポイントと駐車場解説
木浜は南北に非常に長いため、「どの水路に行きたいか」で車を停める場所(湖岸緑地)を変える必要があります。
▼木浜エリア(中央:3号・4号水路付近)の地図
※木浜の中央(3号・4号水路)にアクセスしやすい「湖岸緑地 木浜2」を表示しています。
1. 木浜1号水路・2号水路(北エリア)
一番北側、赤野井湾に近いエリアです。
- 特徴: 水深が浅く(シャロー)、アシやヒシモなどの植物カバーが豊富です。
- 狙い方: 春の乗っ込み(産卵)や、初夏のフロッグゲームが面白い場所です。プレッシャーは比較的低めなので、静かに近づいてカバー撃ちをしましょう。
- 駐車場: 「湖岸緑地 赤野井3」または「木浜北(木浜4)」を利用して歩きます。
2. 木浜3号水路・4号水路(中央・深場エリア)
木浜で最も検索される人気スポット、「木浜3号水路」を含むエリアです。
- 場所: 地図で表示している「湖岸緑地 木浜2」の周辺です。
- 特徴: かつての浚渫(しゅんせつ)工事により、木浜エリアの中で最も水深が深いです。そのため、冬場にバスが溜まる「越冬場所」として超有名です。
- 狙い方: 冬〜早春は、メタルバイブのリフト&フォールや、シャッドのポンプリトリーブが鉄板。人が多いため、足元の護岸際(えぐれ)をダウンショットで丁寧に探るのも有効です。
- 駐車場: 「湖岸緑地 木浜2」を利用します。
3. 木浜5号水路(南エリア・琵琶湖大橋側)
琵琶湖大橋のすぐ北側に位置する「木浜5号水路」です。
- 場所: エリアの最南端です。
- 特徴: 本湖との接続部が広く、琵琶湖大橋付近の強い流れ(カレント)の影響を受けやすいため、水通しが抜群です。回遊性の高い筋肉質なデカバスが入ってきます。
- 狙い方: 本湖向きはヘビキャロで沖のブレイク狙い。水路内はバイブレーションやスイムジグで広く探ります。ベイトフィッシュ(小魚)の量がキーとなります。
- 駐車場: 「湖岸緑地 木浜1(南端)」を利用します。
⛔ 注意:本湖側の釣り禁止エリア
木浜の本湖側(水路ではなく琵琶湖側)には、一部「レジャー禁止区域(水泳場跡地など)」や「エリ(定置網)」があります。
また、水路沿いの細い農道への路上駐車は厳禁です。必ず広大なキャパシティを持つ「湖岸緑地(無料駐車場)」を利用してください。
木浜の本湖側(水路ではなく琵琶湖側)には、一部「レジャー禁止区域(水泳場跡地など)」や「エリ(定置網)」があります。
また、水路沿いの細い農道への路上駐車は厳禁です。必ず広大なキャパシティを持つ「湖岸緑地(無料駐車場)」を利用してください。
季節別:木浜エリアの攻略パターン
- 【冬】3号・4号水路で粘る
- 木浜といえば冬。水深のある3号・4号水路には、南湖中から越冬バスが集まります。メタルバイブレーション(鉄板)や、高比重ノーシンカー(カバースキャット等)のボトムジャークで、リアクションバイトを狙いましょう。
- 【春】1号・5号水路のシャロー
- 水温が上がり始めると、バスは深場から浅場(1号などのシャローエリア)へ移動します。水路の入り口や、アシ際をスピナーベイトで巻くと、春のビッグママが食ってきます。
木浜のバス釣りポイントのまとめ
木浜エリアは広大ですが、目的の水路に合わせて駐車場を選べば、効率よくランガンできます。
- シャローカバーなら北の1号・2号(駐車場:赤野井3/木浜4)へ。
- ディープの越冬バスなら中央の3号・4号(駐車場:木浜2)へ。
- 本湖の回遊狙いなら南の5号(駐車場:木浜1)へ。
それぞれの特徴を理解し、正規の駐車場を利用して、木浜の多彩なバス釣りを攻略してください!
