琵琶湖の自衛隊裏のバス釣りポイント

琵琶湖・南湖の南西エリア（大津市）に位置し、連日多くのアングラーが竿を振る超メジャーポイント。

通称「自衛隊裏（じえいたいうら）」です。

陸上自衛隊・大津駐屯地の裏手に広がるこの長い浜は、南湖西岸の中でも特に「ウィード（水草）」の育成が良く、オカッパリからでも沖のデカバスを狙えることから、ヘビキャロ（三又キャロライナリグ）の聖地として知られています。

今回は、自衛隊裏の攻略法について、釣果を分ける「ウィード」の見つけ方、このエリア特有の「回遊バス」狙い、そして絶対に知っておくべき「駐車場」情報を徹底解説します。

自衛隊裏バス釣りの特徴：西岸のウィードパラダイス

自衛隊裏は、浜から沖に向かって遠浅の地形が続き、良質なウィードが絨毯（じゅうたん）のように広がっています。

• ヘビキャロ天国： 岸から80m〜100m沖に「ウィードのエッジ（切れ目）」や「濃いパッチ（塊）」があり、そこがバスの付き場になっています。ここを直撃できるヘビキャロが最強のメソッドです。
• 高い魚影： 南湖のメインチャンネル（本流）に近く、回遊バスが頻繁に入ってきます。ロクマル実績も数え切れません。
• 西風に弱い： 西岸にあるため、比叡山おろし（西風）が吹くとまともに波を受けます。風向きには注意が必要です。

【地図あり】自衛隊裏周辺のバス釣りポイントと駐車場

自衛隊裏には「釣り人専用の無料駐車場」はありません。必ず近隣の有料駐車場を利用して、歩いてアクセスします。

1. 自衛隊裏の浜（メインエリア）

駐屯地のフェンス沿いに広がる長い浜です。

• 狙い方： とにかく遠投です。ヘビキャロ（3/4oz〜1oz）で沖まで飛ばし、ズル引きでボトムのウィードを感じ取ります。「ウィードに引っ掛けて、外す」動作（ハングオフ）が出た瞬間にバイトが集中します。
• 注意点： 釣り人が等間隔に並ぶ激戦区です。クロスキャスト（斜めに投げること）は厳禁。必ず正面にキャストしましょう。

2. 柳が崎（やながさき）周辺

地図の駐車場がある岬状のエリアです。

• 特徴： 競艇場やヨットハーバーに近く、マンメイドストラクチャーや深場が隣接しています。
• 狙い方： ここは足元の護岸際や、テトラ周りをネコリグやダウンショットで探る釣りが有効です。自衛隊裏の浜が満員の場合の逃げ場としてもおすすめです。

【最重要】駐車場と駐禁対策について

自衛隊裏周辺の道路は、駐車禁止の取り締まりが非常に厳しいエリアです。

推奨：柳が崎湖畔公園 駐車場（有料）

地図で表示している駐車場です。

• 料金： 有料（比較的安価です）
• メリット： トイレや自販機が完備されており、広くて停めやすいです。ここから自衛隊裏のポイントまでは徒歩で移動（約10分〜15分ほど）可能で、良いウォーミングアップになります。

季節別：自衛隊裏の攻略パターン

【春】ウィードの新芽を狙う

春、まだウィードが生え揃っていない時期、湖底に残る「残りウィード」や「新芽」を探します。バイブレーションの早巻きで広く探るか、スイムジグで中層を引くと、産卵前のプリスポーンバスが強烈に食ってきます。

【夏〜秋】ヘビキャロ大遠投

ウィードが背高く伸びるハイシーズン。通常のルアーではウィードに埋もれてしまいますが、リーダーのあるヘビキャロなら、ウィードの上をワームが漂うため、バスに見つけてもらいやすくなります。エビやゴリをイメージした小さめのワームが実績大です。

琵琶湖の自衛隊裏のバス釣りポイントのまとめ

自衛隊裏は、ロケーションも良く、釣れるバスのサイズも大きい最高のフィールドです。

しかし、その人気ゆえに駐車トラブルが絶えない場所でもあります。「柳が崎湖畔公園」などの正規駐車場を利用し、少し歩いてポイントに入る。このスマートなスタイルこそが、自衛隊裏を攻略するアングラーの条件です。