津田江のバス釣りポイント

琵琶湖・南湖東岸エリアの中でも、メジャーな「志那」と「矢橋帰帆島」に挟まれ、意外と見過ごされがちな実力派フィールド。

それが「津田江（つだえ）」エリアです。

津田江の最大の特徴は、広大な「本湖」と、野池のような「内湖（ないこ）」が道路一本を挟んで隣接していること。つまり、状況に合わせて「遠投」と「カバー撃ち」を使い分けることができるのです。

今回は、津田江エリアの攻略法を、メインとなる「津田江内湖」の攻め方、本湖のウェーディングポイント、そして拠点となる「駐車場」情報まで徹底解説します。

津田江エリアの特徴：二刀流で攻めろ！

津田江は、その日の天候や風向きによって釣り場を選べるのが最大の強みです。

  • 本湖側（津田江1・3）： 遠浅のシャローフラット。ウィードが豊富で、回遊バスを待ち伏せするスタイルに適しています。
  • 内湖側（津田江内湖）： アシ（ヨシ）やヒシモなどの植物に覆われた閉鎖的な水域。風に強く、カバーに居着くバスを狙うスタイルです。

津田江のバス釣り釣果情報

津田江のバス釣り釣果情報を紹介します。

【地図あり】津田江・津田江内湖周辺のポイント解説

拠点は「湖岸緑地」の駐車場になります。ここから本湖へ出るか、道路を渡って内湖へ行くかの選択になります。

▼津田江エリア（湖岸緑地 津田江1）周辺の地図

※拠点となる駐車場「湖岸緑地 津田江1」を表示しています。道路（さざなみ街道）を渡った東側が津田江内湖です。

1. 津田江内湖（カバー天国）

地図の東側（右側）にあるのが津田江内湖です。

  • 特徴： 全体的に水深が浅く、岸際はアシ、水面はヒシモやリリーパッドに覆われる時期があります。風の影響を受けにくいため、本湖が荒れた時の「逃げ場」としても優秀です。
  • 狙い方： 典型的な「カバー撃ち」場です。テキサスリグ、ラバージグ、バックスライド系ノーシンカーをアシの隙間に静かに落とし込みます。
  • おすすめルアー： 水面までウィードが伸びる夏場は、フロッグ（カエル型ルアー）でのトップウォーターゲームが激アツです。
⚠️ 道路横断の注意
駐車場から内湖へ向かう際は、交通量の多い「湖岸道路（さざなみ街道）」を渡る必要があります。必ず横断歩道を利用し、車には十分注意してください。

2. 本湖側（津田江1・北側ワンド）

駐車場の目の前に広がる本湖エリアです。

  • 特徴： 北側の志那エリアから続くワンド状の地形になっており、水の動きが少し緩やかです。スポーニング（産卵）エリアとして機能しやすく、春に強いポイントです。
  • 狙い方： 遠浅なのでウェーディングが有利です。沖にあるウィードパッチを探して、ヘビキャロやバイブレーションで広範囲を探ります。

3. 本湖側（津田江3・南側）

さらに南へ下ったエリアです。

  • 特徴： 矢橋帰帆島に近づくため、少し水深が出てきます。
  • 狙い方： ここもヘビキャロの実績が高いですが、岸沿いの石積み（リップラップ）周りをクランクベイトで流すと、エビや小魚を捕食しているバスが釣れることがあります。

駐車場はどこ？「湖岸緑地 津田江」を利用

津田江エリアには大きく分けて2つの「湖岸緑地」駐車場があります。

湖岸緑地 津田江1（北側）

今回地図で表示しているメインの駐車場です。

  • 特徴： かなり広く、トイレや自販機も完備されています。
  • アクセス： 津田江内湖へのアクセスもここが一番近いです。内湖メインならここに停めましょう。

湖岸緑地 津田江3（南側）

少し南に離れた場所にある駐車場です。

  • 特徴： こちらもトイレがあります。矢橋帰帆島方面に近いエリアを攻めたい場合に便利です。

季節別：津田江エリアの攻略パターン

【春】内湖の乗っ込みバス
春、産卵を控えたバスが水温の上がりやすい内湖へ入ってきます。アシ際や水路の出口付近を、スピナーベイトやスイムジグで巻いてみてください。驚くようなビッグママが出る季節です。
【夏】本湖のウィードドーム
夏は内湖の水質が悪化しやすいため、本湖側が有利になります。沖のウィードが水面近くまで繁茂するので、パンチショットリグ（直リグ）でウィードの中を貫通させる釣りが有効になります。

津田江のバス釣りポイントのまとめ

津田江エリアは、琵琶湖オカッパリの醍醐味である「状況判断」が楽しめるフィールドです。

  • 風がない穏やかな朝は本湖でトップウォーターやヘビキャロ。
  • 風が吹いて本湖が荒れたら内湖へ移動してカバー撃ち。

このように、一つの駐車場を拠点に二通りの釣りができるのが津田江の魅力です。ぜひ湖岸緑地 津田江1をベースキャンプにして、両方のフィールドを攻略してみてください！