琵琶湖の近江舞子のバス釣りポイント

大津市北部に位置し、夏は湖水浴客で賑わう琵琶湖屈指のリゾートエリア。

それが「近江舞子(おうみまいこ)」です。

このフィールドの最大の魅力は、「透明度の高さ」「フィールドの多様性」です。
琵琶湖本湖に面した白い砂浜では、クリアウォーターの中を回遊するバスを狙い、道路一本挟んだ裏側にある「内湖(近江舞子沼)」では、アシや杭などのカバー撃ちを楽しむことができます。

ただし、近江舞子は「夏(7月〜9月)は水泳場」として運営されるため、釣り人はルールを守った行動が求められます。

今回は、近江舞子エリアの攻略法について、内湖と本湖の「釣り分け方」、季節によって変わる「駐車場の注意点」、そしてシーズナルパターンについて徹底解説します。

近江舞子バス釣りの特徴:クリアな浜とマッディな沼

近江舞子は、全く性格の異なる2つの釣り場がセットになっています。

  • 本湖(浜エリア): 水質はクリア。底は砂利や小石で、沖にウィードが生えています。朝夕のマズメ時にベイトフィッシュを追ってバスが差してきます。
  • 内湖(近江舞子沼): 水質は少し濁り気味(ステイン〜マッディ)。岸沿いはアシや杭、桟橋などの障害物(カバー)が豊富です。風に強く、本湖が荒れた時の逃げ場としても優秀です。
  • 夏の制限: 7月1日〜9月末頃までは水泳場が開設されます。この期間、浜エリアでの釣りは実質禁止(遊泳区域内へのキャスト禁止)となります。

【地図あり】近江舞子周辺のバス釣りポイント

近江舞子攻略の拠点は、駅周辺や水泳場の駐車場です。

▼近江舞子エリア(水泳場・内湖)周辺の地図

※地図の右側が「本湖(浜)」、左側にある池のような場所が「内湖」です。

1. 近江舞子内湖(近江舞子沼)

駅から歩いてすぐの場所にある内湖です。

  • 特徴: 護岸が整備されており、足場が良いです。本湖と繋がる水路や、アシ際、桟橋など狙いどころが豊富です。手漕ぎボートのレンタル(民宿など)もあります。
  • 狙い方: ノーシンカーやスモラバで、アシ際や杭の横をタイトに攻めます。見えバスも多いですがスレているため、提灯釣り(水面でルアーを揺らす)などのテクニックが有効です。

2. 本湖(浜・桟橋周辺)

白い砂浜が続く広大なエリアです。

  • 特徴: とにかく水がきれいです。沖にはウィードパッチがあり、そこが回遊バスのステーションになっています。
  • 狙い方: 朝一番や夕方は、トップウォーターやミノーで広く探ります。日中はヘビキャロを遠投し、沖のウィードやブレイクを探ります。

3. 南小松漁港 周辺

内湖から水路を通じて繋がっている漁港エリアです。

  • 特徴: 冬の定番スポットとして知られています。
  • 注意: 漁港内は立ち入り禁止や釣り禁止の場所が増えています。現地の看板を必ず確認し、関係者の邪魔にならないよう、港の外側や水路周辺を狙うのが無難です。

駐車場情報:季節によって料金が変わる!

近江舞子の駐車場は、時期によって料金システムが大きく異なります。

🅿️ 近江舞子水泳場 駐車場
湖岸沿いに広大な駐車場があります。
【春・秋】 有料(1回 1,000円〜1,500円程度 ※無人の場合はゲート式など)
【夏(水泳シーズン)】 有料(1回 1,500円〜 ※料金が上がることがあります)
【冬】 無料開放される場合もありますが、最新情報は現地のゲート表示に従ってください。
※路上駐車は厳禁です。必ず駐車場を利用しましょう。

季節別:近江舞子の攻略パターン

【春】内湖のスポーニング
春、産卵のためにバスが本湖から内湖へ入ってきます。アシ際や浅瀬でペアリングしているバスを見かけることも多いです。ネコリグやノーシンカーで、カバーに絡めながらゆっくり誘いましょう。
【夏】早朝の本湖ボイル
水泳客が来る前の「早朝(夜明け〜8時頃まで)」が勝負です。浜の沖でコアユを追ってボイルが発生します。ペンシルベイトやポッパーを投げると、水面が割れるエキサイティングな釣りが楽しめます。人が増えてきたら内湖へ移動しましょう。

近江舞子のバス釣りポイントのまとめ

近江舞子は、景色も良く、釣りのバリエーションも豊富な素晴らしいフィールドです。

夏場は少し制限がありますが、「朝は浜でトップ、昼は内湖でカバー撃ち」という贅沢なローテーションが組めるのはここだけ。駐車料金をしっかり払い、リゾート気分で優雅にバス釣りを楽しみましょう。